いきなりですが、こういう経験はありませんか?
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ちょっとした事がきっかけで病院に来るようになって、同じ先生の外来に通うことになった。
笑顔が素敵で、可愛げがある感じだけれども医師としてはしっかりしていて、ダメなことや守って欲しいことはハッキリとした物言いで言う。
そんな先生のおかげで、すっかり健康になり次の外来で受診は最後になった。
正直なところ、寂しい。
本当のことを言えば、先生のことを少し人間として気になりだしてしまった。
医師と患者という関わりは終わるけど、人間として関わりたい。
異性として関わりたい。
そう思うようになってしまった。
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こんな気持ちになった時、あなたならどうするでしょうか。
思い切って連絡先をたずねるでしょうか。
それとも、そんな事できずに外来受診を終え、もう能動的に会うチャンスを失ってしまうでしょうか。
医者を好きになってしまった、恋かもと思ったら
医者を好きになってしまった、恋かもしてないと思ったら、1度落ち着いて下さい。
まず最初に確認しなければならない事があります。
それは
- 本当にその医者の事を、人間として好きになってしまったのか
という事です。
なぜならば、患者は医者を好きになる、恋してしまうのに十分な心理学的な要因があるからです。
医者を好きになる、恋してしまう理由
なぜ患者は医者を好きになってしまうのか。
それは
- 吊り橋効果
- ハロー効果
- ザイオンス効果
という、有名な心理学的な効果が影響しています。
医者を好きになる、恋してしまう理由1、吊り橋効果
この心理学的な効果は単純で
一緒に吊り橋を渡りながらドキドキしてしまうと、その人の事を好きになってしまう
という物です。
吊り橋を渡る、というドキドキする行為を一緒にする事で、その人に対してドキドキしてしまうという心理学的な錯覚ですね。
お医者さんも同じです。
病院に行く人は、何かしらの病気やケガを抱えています。
その病気が治るのか、ケガが治るのかという事について緊張したり、ドキドキしてしまいますね。
そんなドキドキする状況の中、一緒に戦ってくれる存在がお医者さんです。
吊り橋効果が、他の職業よりも起こりやすいと言えるでしょう。
医者を好きになる、恋してしまう理由2、ハロー効果
結局のところ、人間は肩書きで人をおおむね判断してしまう、という心理現象をハロー効果と呼びます。
医者はみんな「医学部を卒業した、エリート」というイメージがあります。
実際にその人物がどうかはさておき、なんとなくスゴい人だろうと思ってしまうわけです。
つまりは肩書きだけで、魅力を感じてしまいやすいという事ですね。
東大卒とか、有名企業勤務とかもそうでしょう。
医者を好きになる、恋してしまう理由3、ザイオンス効果
一言で言ってしまうと
接触する回数が増えれば増えるほど、相手に対して好感を持つようになる
という心理的効果の事です。
単純接触効果とも呼びます。
医者と患者が接する場合、多くは1度きりの接触で終わることはありません。
外来で定期受診したり、何回も接触する機会があります。
そのため、医者は患者からザイオンス効果による好感度アップの効果を受け、多くの場合好印象を残します。
これもお医者さんが患者さんに好かれてしまう、1つの要因です。

医者に連絡先を聞く、渡すコツ
医者に連絡先を聞く際のコツは
- 医者に連絡先を聞く、渡す前に1つ質問する
- 医者の連絡先を聞くのではなく、自分の連絡先を渡す
の2つです。
この2つは、上から順番を守って行わなければなりません。
医者に連絡先を聞く、渡す前に1つ質問をしよう
まず、医師が本当にプライベートで異性を求めているのかどうかを判断しなければなりません。
人間として、プライベートとして関わりたいのか。
趣味が合うとかではなく、恋愛に発展する可能性があるのか。
単なる遊びなのか。
はっきりさせたいですよね。
本当は「求めている」と「求めていない」の札が白衣にぶら下がっててくれれば話は手っ取り早いのですが、そうはいきません。
まずは2人で話をしてみましょう。
軽く

とかフランクに尋ねてみるのも良いでしょう。
仮に

とか

とか言われたら、間接的に「異性は求めていない」という断りのサインかもしれません。
逆に

と言われれば、まずは第一関門クリアです。
医者の連絡先を聞くのではなく、自分の連絡先を渡す
次に、人と人への関係を前提に連絡先を交換してもらいましょう。
この際、医者に

と言うよりは

と言いながら、自分の連絡先を渡すようにしましょう。
理由はいくつかあります。
まず、これで連絡がなければ、第一関門を実は突破できていなかった、ということになります。
つまり脈ナシという事ですね。
やはり今後の関係性発展の可能性があるのかどうか、はっきりさせておいた方が得です。
もし向こうにその気がないなら、ここで関係が切れてしまった方が無駄な時間を過ごさなくて済みます。
次に、医者からすると「患者の連絡先を聞く」のは、正直ハードルがかなり高く、したくてもできない医師が多いはずです。
やはり医者と言っても客商売、サービス業みたいなもんです。
お客さんのプライベートに突っ込んで、変な噂を流され、その地域で医者としてやっていけなくなってしまうのは、医者として最も避けたい事態。
医者の世界もそんなに広くないので、変な噂はすぐに広まりますから。
連絡先を聞きたい患者さんがいても、聞けないのがほとんどなんです。
以上の理由から、医者の連絡先を聞くのではなく、自分の連絡先を渡す事をオススメします。
もし連絡先を渡す勇気がない、恥ずかしくてできないという場合は、諦めましょう。
その程度だったという事です。
どうしても医者と知り合いたい場合、個人的にはアプリをオススメします。
まとめ
医者を好きになる、恋に落ちてしまうのには理由がある。
本当に好きかどうか、まずは胸に手を当てて心に聞いてみよう。
もし医者に連絡先を聞くならば
- 医者に連絡先を聞く、渡す前に1つ質問する
- 医者の連絡先を聞くのではなく、自分の連絡先を渡す
の2つの方法を試してみよう。